筋トレが大好きで、普段から鍛えることの大切さを実感している私。そんな中、英語学習と筋トレを結びつけた「英会話は筋トレ」というおもしろいタイトルの本と出会いました。果たして、筋トレの原理を取り入れた英語学習法の効果はいかに?今回は「英会話は筋トレ」を徹底レビュー!私が実際に使ってみた感想も交えて、実際の効果や、英会話を上達させるための学習のコツ、そして音声ダウンロード方法についても詳しく解説します。
「英会話は筋トレ」とは?
「筋トレ」を連想すると、体の筋肉を鍛えるイメージが浮かぶかと思います。この本は、英会話も同じように、日々のトレーニングで能力を高めるものと捉えています。著者の船橋由紀子氏は、英語教育のプロとして、彼女自身の独自の学び方をこの書籍にまとめています。
筋トレは同じような動きを何度も何度もくりかえして、少しづつ筋肉をつけていきます。いろんなマシンに手を出してあちこち鍛えるよりも、重要なものに絞ってそのトレーニングを毎日続けた方が理想のボディラインに早く近づくことができたりします。この本も中2レベルの100例文に絞って反復練習されるようにメニューが組まれています。
船橋由紀子氏は、英語学習における多くの壁や挫折を乗り越えるための方法として、筋トレのアプローチを取り入れました。なぜ筋トレのアプローチなのかと言いますと、英語のスキルアップも継続的な努力と日々の反復練習が不可欠だからです。
この本には英会話をマスターするための「トレーニングメニュー」1ヶ月を明確に提示されています。それはまるで、ジムのパーソナルトレーニングを受けているかのように、日々の英語の練習を効率的に、そして楽しく進めることができるようになっています。
「英会話は筋トレ」の特徴
「英会話は筋トレ」は、1ヶ月間の学習でスラスラと話せるようになることを目指しています。この本は、とてもシンプルで難しい文法や長い文章は出てこず、中2レベルの文法や単語を使った短い例文で、1ヶ月分のトレーニングメニューが組まれています。さらに、学習のサポートとして無料の音声も付属しており、実際の発音やリスニング練習にも活用できます。1ヶ月という短い期間モチベーションも持続しやすく、初心者で結果を出せる内容です。
「英会話は筋トレ」音声のダウンロード方法
英語を学ぶ際に、テキストだけでなく、音声も合わせて利用することで、実践的なリスニングスキルの向上や正確な発音の習得が期待できます。「英会話は筋トレ」も、無料で音声ファイルを提供しています。こちらではそのダウンロード方法をご案内します。
インターネットで音声ダウンロード用のサイトにアクセスしてダウンロードします。 パソコンからでもスマートフォンからダウンロードできます。 audiobook.jpの会員登録(無料)が必要です。 音声データを直接ダウンロードすることもできるみたいですが、今回は私はaudiobook.jpを利用しました。
- 本をチェック!
「英会話は筋トレ」の中には、音声ダウンロードのためのアドレスとQRコードが記載されています。この情報を利用してください。他のURLからは無料でのダウンロードができないので注意が必要です。 - audiobook.jpへアクセス
表示されたページからaudiobook.jpへの会員登録ページにアクセスします。 - 会員登録を行う
初めての方はaudiobook.jpの会員登録(無料)が必要です。すでにアカウントをお持ちの方はログインして4に進んでください。 - シリアルナンバーを入力
「英会話は筋トレ」に記載されているシリアルナンバーを入力・送信します。音声ファイルがあなたのライブラリに追加されます。 - ダウンロード方法
- スマートフォンの場合: 「audiobook.jp」のアプリをインストールし、アプリ内で音声を聞くことができます。
- パソコンの場合: ライブラリから音声ファイルをダウンロードし、再生します。
- 再利用可能
音声は、何度でもダウンロード・再生が可能です。
私自身も登録からダウンロードまで簡単にできました。英会話は、話すことも聞くことも非常に大切です。特にリスニングを強化するには何度も音声を聞いて、英語の発音を耳に慣らしていく必要があります。私もたくさん利用しました。
体験レビュー:「英会話は筋トレ」を実際に試してみた!
私自身も「英会話は筋トレ」を使用してみました。最初はタイトルに惹かれ軽い気持ちで手に取った本でしたが、この手法で学習することで、英語の勉強がより実践的で楽しくなりました。特に、日々の練習メニューが明確になっているので、何を学ぶべきか迷うことなく進められました。
最初の印象
「英会話は筋トレ」というタイトルが目に入った瞬間、私の心はときめきました。なぜなら、私は筋トレをこよなく愛し、パーソナルトレーニングまで受けるほどの筋トレ好きだからです。この本のタイトルが示すように、英会話と筋トレには意外と共通点があるのかもしれないと、興味津々で手に取ることになりました。
実際に中をめくってみると、大きな文字の例文とクスッと笑える、例文に合わせたおもしろいイラストが目に入りました。これは面白そう…そして手軽に取り組めそう。やってみる価値がありそうと感じました。
「英会話は筋トレ」実践!
「英会話は筋トレ」は1ヶ月でスラスラと英会話ができるようになることを目指しています。その方法は3つのステップに分けたメニューになっています。
Step0 トレーニングに入る前に
この章では、本書の最適な活用方法が紹介されています。具体的には、どのようにして学習を進めるべきか、そしてその学習をより効果的にするための秘訣が綴られています。この章をしっかりと読むことで、モチベーションが上がり、英会話の学習をよりスムーズに、そして効率的に進めることができました。
Step1 基礎トレーニング
この章では、初日から16日目までの基礎トレーニングを詳細にカバーしています。この期間中に、中2レベルの例文100をしっかりとマスターすることを目指します。それぞれの例文には、構文の解説からイメージ、正確な発音、さらにはその文のバリエーションとなる置き換え例文までが提供されています。この構成により、読者は英語の基礎をより深く、かつ効果的に学び進めることができます。
例文はシンプルで、すぐに理解することができました。覚えていく例文が増えるごとに最初に覚えたことを忘れてしまうかもしれないと心配しましたが、このトレーニングメニューには復習の時間も設けてあり、そんな事にならないよう、ちゃんと対処してあります。この章はひたすら本のトレーニングメニュー通りに勉強することを心がけて、自分の日常に英語学習の時間が習慣になるようにしました。
リスニングも鍛えるために無料音声も繰り返し聞いて練習しました。音声のスピードを4段階で変更することができます。スピード1は聞きやすくゆっくりです。実際のネイティブスピーカー日常会話はもっと早いです。何度も聞いて、慣れたらスピードを早めて聞き取る練習をするのがおすすめです。
Step2 実用化トレーニング
この章では、17日目から25日目までのトレーニングメニューが組まれています。英文とその日本語訳が紹介されています。
私はこの章でリスニング学習にもチャレンジしました。この章はまず本を広げず、無料音声だけを聞いて、自分がどれだけリスニングできるか挑戦しました。何度も聞き返し、私の理解としての翻訳をノートに記入しました。その後、本を開き、答え合わせをすることで、自分のリスニングスキルや語彙の理解度を確認しました。わからなかった単語もノートに書いて復習しました。
次に例文を参考にしながら、自分で内容を考えて英文を作成し、それをスマホでビデオ撮影しました。本書では、自分の声や発音を確認するために、この方法を推奨しています。誰も見ていないとはいえ、カメラの前でのスピーキングはかなり恥ずかしいものでした。しかし、実際に自分の声を聞き返すことで、改善や調整が必要な部分が明確になりました。独学で英語のスキルを上げるためには、自分自身を客観的に評価することが必要です。独学で英会話ができるようになるためにもぜひ動画を撮って自分を見ることをお勧めします。
Step3 仕上げトレーニング
この章は最後の3日間の最終トレーニングです。日常的に即座に使える30のフレーズの音読練習を進めていきます。さらに日本語の音声を聞いて、何も参照せずに英語でそのフレーズを言えるかチェックします。私も、音声を何度も繰り返し聞き、即座に英語のフレーズが言えるように練習を重ねました。これは英語脳も鍛えられたと感じています。「英語脳」とは、英語を母国語としている人のように、自然に、迷わず、そして効率的に英語を理解し、発信できる脳の状態や思考の仕方を指します。「英語脳」を育てるというのは、英語を思考のツールとして使えるようになること、また日常的な環境や状況で英語を自然に使えるようになることを意味します。英語を使う際に日本語から英語への翻訳をせずに、直接英語で考えたり話したりできるようになる事が英会話の上達では不可欠です。
私の実践での英会話の変化
私がこのトレーニングに挑戦した結果、私の文法力が上がりました。文の作り方が顕著に向上し、外国人の彼とのコミュニケーションがよりスムーズになりました。以前はカタコトの単語だけで会話していたものが、今はもう少し、自然なやり取りへと変わっています。彼の優しさに甘えていた英語の使用方法も、このトレーニングのおかげで洗練されました。例えば、「会う」という行為を表す時、”see”という単語を適切に使用すること、過去形なのかげんざいけいなのかに合わせて”ing”をつけたり、それとは異なる “meet”との正確な区別など、全てではないですが細かいニュアンスにも気を配ることができるようになりました。このプログラムは英会話の初級編として紹介されていますが、私の日常のコミュニケーションを向上させ、より丁寧で自然な英語を話す能力を身につけることができました。
ただ、このトレーニングを通じて気づいたデメリットとして、自分の言いたいことを言えるようになるためにはこの本だけでは足りないということです。語彙力を増やすにはもっと英単語を覚える必要がありますので、文法の理解は進んだものの、伝えたいことを表現するためには、さらに多くの英語の学習が必要です。とは言え、日常的な英会話ができるようになることは英語学習の大きな一歩であり、これにより自信もつけられました。特に、これから英語を始める初心者や、日常会話程度でもスムーズに話せるようになりたい方には、この本を心からおすすめします。
学習の楽しさとモチベーションの維持
最初の16日間はとても重要です。初めはやる気に満ち溢れているのですが、毎日続けると言う行為がなかなか身についていないと、モチベーションが下がりやすくなります。筋トレも同じです。今日はジムに行きたくないな、、、面倒だな、、、休んじゃおうかなっていう日が必ずあります。そんな時私は、無理やり自分をジムに連れていきます。迷っていると行かなくてもいい言い訳を考え始めます。そんな自分を無視してジムに向かいます。そうすると、ジムに着いてしまえばなんだかんだ言っても楽しくトレーニングして、帰りにはスッキリして、行ってよかった。となります。
英語の学習でも、この経験を生かすことができました。まず、勉強する場所を特定して、その場所でだけ学習を行うようにしました。家の中ではサボってしまうかもしれない、と思ったら図書館や喫茶店などを使って学習してもいいと思います。
私の場合はダラダラできないように、机と椅子があったので、そこで勉強するようにしました。 学習に必要な時間はトレーニングに組まれているので、本の通りにするだけです。 学習は難しくないので、独学でも楽しく勉強できます。簡単だからこそ、今日は忙しいから、明日2日分勉強しよう。と考えることもあるかもしれません。その時は要注意です。やらない言い訳を考え始めている可能性があります。毎日学習することが大切です。1ヶ月です!ちょっと頑張ってぜひ毎日続けて下さい!
「英会話は筋トレ」誰に向いている?
この本をおすすめの人
「英会話は筋トレ」は、英語学習の道を歩み始めたばかりの方や、基礎をしっかり固めたい初級者にピッタリの参考書です。本書の内容は、日常的な会話をスムーズにこなすための基礎トレーニングを中心に構築されています。特に、以下のような方におすすめします。
- 英語学習を始めたばかりの初心者
- 英会話の基礎を固めたいと思っている方
- 英語の発音やリズムに自信がない方
- 日常英会話を楽しみたいと考えている方
この本が向かない人
すでに中級以上の英語力をお持ちの方や、ビジネス英語や専門的な内容を求める方には、この本は簡単すぎるかもしれません。以下のような方は、より上級向けの参考書を検討されることをおすすめします。
- 英語の日常会話に慣れている中、上級者
- ビジネス英語や専門的な表現を学びたい方
- 英語のテストや試験対策を主な目的としている方
【次のステップへ】中級者から上級者への道をサポートするおすすめ教材
この本の内容を習得した後、さらに充実した日常会話を求めている方に、おすすめの英語教材を紹介したいと思います。「This is 英会話」 日常の中で英語をより活用するための実際のシチュエーション別日常英会話を紹介しています。また、日常会話のスピードを体験することもできます。
「This is 英会話」は、実際の生活での英会話スキルを磨くための教材として特化しています。開発は、KADOKAWAのヒット英会話教材に携わった経験豊富なチームによって行われ、日本人の学習特性を踏まえた工夫がされています。約150人のネイティブスピーカーによる実際の会話動画が330本以上あり、レストランやカフェなどの日常シーンを通じて多様なアクセントや表現を学ぶことができます。さらに、動画の内容を深く理解するためのテキスト解説が付随しており、英語の意味や使い方をしっかりと掴むことができます。サンプルは「This is 英会話」の公式サイトで確認可能です。あなたの英語力を新たな段階へと導くこの教材を、ぜひチェックしてみてください。
まとめ
私は、書籍「英会話は筋トレ」を使用して英会話のスキルアップに挑戦しました。この本は中2レベルの英語を効果的に練習する方法を提供しています。学習はステップごとに進められ、基礎から実用的な英語までを網羅しています。また、音声教材も付属しており、独学でも効果的に学ぶことができるようになっています。
私の学習経験を振り返ると、毎日の継続が難しく、時々モチベーションが下がることもありました。しかし、筋トレと同様に、日常の中で学習を習慣化することが大切だと気づきました。毎日の勉強の時間や場所を固定することで、自然と勉強する習慣が身についてきました。
学習の結果、私の英語の表現力が向上し、日常的な会話でもより自然で丁寧な英会話ができるようになりました。外国人の彼とのコミュニケーションが以前よりもスムーズになったのを実感しています。
英語学習は筋トレと同じく、努力と継続が鍵です。日々の小さな積み重ねが大きな成果につながりますので、挫折せずに続けることが大切です。
せっかく学習した英会話を使う場所が見つからない場合には、英語の実践のためにオンライン英会話を利用してネイティブスピーカーとの対話を試みることもおすすめです1ヶ月を達成できたあなたはきっと試したくてうずうずしていると思います。オンライン英会話では、リアルタイムでの反応や発音の修正、そして日常会話の流れを身につけることができます。ほとんどのオンライン英会話では、無料体験があります。サービスを利用してぜひ英会話の実践を楽しんでください。